空き巣狙いの侵入方法で一番多い手口。マイナスドライバーをサッシ枠とガラスの間に差し込んでクレセント部分を「こじ割る」、クレセント部分にガムテープを貼り、小型の釘抜きなどで「叩き割る」、最近ではライターなどで熱して破る「焼き破り」も増えています。狙われやすい場所として1階はもちろん、腰壁の手すりが目隠しになる2階のベランダの窓も要注意。明かり採り用のガラスをはめ込んだ玄関ドアも見逃せません。なぜならガラスを割り、そこから手を入れて内カギ(サムターン)を回して侵入するケースも多いからです。
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「サムターン(内カギ)回し」と「カム送り」による侵入が増えています。サムターン回しは、ドア錠の脇に穴を開け、工具でサムターンを回して侵入する方法。カム送りは、カギ穴を囲うシリンダーカバーとドアの隙間に針金などを差し込み、カムと呼ばれる部分を動かして開錠する手口。カム送りには、ピッキング対策では対処できないのが特長です。これら以外にも、道具を使ってシリンダーやノブごとねじ切ったり、ドアの隙間にバールなどをねじ込んでこじ開けるといった乱暴な手口も見られます。 |